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曹洞宗のたいせつな日(2011.9.29)

詳しい方でしたら、曹洞宗にはふたつの大本山があることをご存じかもしれません。

ひとつは福井県・永平寺。観光地としても有名ですね。
もうひとつは神奈川県・總持寺。石原裕次郎のお墓があることで知られるでしょうか。

永平寺のご開山(初代住職)は道元(どうげん)禅師。日本に曹洞宗をお伝えになりました。それは、ちょうど鎌倉幕府のはじめあたり。おなじころ活躍された、親鸞上人や日蓮聖人とともに偉大な宗教者として語られ、また、世界的な哲学者としても見られることもあります。
道元禅師は永平寺で優れたお弟子さまを育てられましたが、残念ながら禅師が亡くなってから、永平寺の組織は小さくなっていきます。ところが、3代後に瑩山(けいざん)禅師という方が出られ、数多くのお弟子さまとともに曹洞宗を広げるのに力を注がれました。

瑩山禅師がご開山されたのが總持寺。曹洞宗では、お二人がいなければ今はなかったと考え、それぞれ「高祖」「太祖」としておまつりしています。また、開かれた2ヶ寺を大本山としているわけです。
お二人に共通するのは、お釈迦さまをはじめ、代々ずっと仏教をお伝えになってきた和尚さま方に対する敬慕の念の強さ。そして、仏教を通して、人々が安らかに力強く生きていけるように願い続けられたことでしょうか。

そして、偶然にもお2人が亡くなった日をいまの暦に換算すると、9月29日になります。「両祖忌(りょうそき)」といって、曹洞宗のたいせつな日となっているのです。

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