いつの間にかコロナ禍も2年半を超えました。ここに至って、感染者数の最高を更新するとは、思っても見なかったことですね。
私もお盆前あたりから、ご自身が陽性になったり、濃厚接触者になったりした方から直接お話しを伺う機会が、ぐっと増えてきました。
どういう症状であったか、どれくらいの期間を療養したか、お医者さんや保健所とのやり取りはどうだったか、他人事ではありませんので、とても興味深く拝聴いたしました。
今も怖い病気であることは間違いなく、亡くなった方や後遺症に悩む方も、たくさんいらっしゃると報道されています。それでも軽症の割合が増えてきているのか、当初とは違う感覚になってきているように思います。感染を隠したり、差別されたりしてきたことを思うと、たった2年半の間なのに、隔世の感すらあります。
私の場合は、陽性になった方から直接実体験を伺ったり、新聞やインターネットで闘病記を読んだりして、この病気がどういうものか、どういう対応がなされていくのかを知って、不安が少なくなることを実感しました。
やはり、私の不安は、知らないということから来ているようです。
不安という感情はたいせつな防衛本能ですが、差別のように、無知から来る弊害も起こりえます。新型コロナウイルスに感染したとき、どんな状況になっていくのか、つまり、不安の正体を知れば、お互いに落ち着いた優しい気持ちで相対することができるでしょう。
いずれはインフルエンザのように、ウイルスと共存する世界、ウィズコロナとなっていくと聞きます。たいせつなのは、ウィズの相手を知ることです。
そういう意味では、現在の、おおっぴらに話せるような状況になってきているのは、よい傾向ですよね。
もちろん感染しないのに、越したことはありません。医療現場の負担を減らすためにも、これからも予防に注意して過ごしていこうと、思いを新たにしています。みなさまもご自愛ください。
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