禅に名言なし(2020.2.15)
禅に、「不立文字(ふりゅうもんじ)」という言葉があります。禅の神髄は、文字で言い尽くすことはできない、という意味です。 しかし、詳しい方なら、禅にはあふれるほどの言葉がうずまいていると、お感じになっているのではないでしょ […]
平凡な、毎日が持つ力(2019.6.15)
令和となって、ひと月半がたちました。もう、お慣れになりましたか。 とはいえ、元号が変わっても、もちろん暮らす毎日の中身が変わるわけではありません。今までとおなじような、日常が続いていくわけです。 変わらぬ平 […]
たいせつなものを失う恐怖(2018.11.15)
あたりまえに思っているものでも、失って初めてその大切さを知る、ということがあります。たとえば、「健康」はその最たるものですね。 とつぜん、ご家族が病気になり、入院や手術をされるというご経験をお持ちの方は、けっして少なくな […]
13日の金曜日は不吉なのか(2018.7.13)
同名タイトルの映画の影響もあってか、不吉の象徴のひとつとして、今では日本でもすっかり定着してしまいましたね。 ところが、これだけ有名なのに、なぜ「13日の金曜日」なのか、の答えははっきりしていないようです。 イエス・キリ […]
法雨降って地固まれ(2018.6.7)
いよいよ京都も梅雨に入りました。 雨は私たちの生活に、大きな影響を及ぼします。適度な雨は、私たち人間に限らず、生きものすべてにも大きな恵みをもたらしてくれます。 雨のようすを表わす言葉や、雨に例えられるできごとや気持ちも […]
生きる支えを得るために(2017.12.8)
犯罪や戦争など、誰かが傷つけられるニュースを、たくさん目にします。誰かを傷つけてしまう事件には胸が痛むものです。どんな人でも、自分が傷つけられるのは嫌だと感じていることかと思います。それなのに、どうしてこんなことをしてし […]
永平寺にお参りしました(2017.11.8)
お寺の旅行で、曹洞宗大本山である、永平寺にお参りしてきました。 「永平寺」というと、どのような印象を持っておられるでしょうか。 北陸にある巨大な観光寺院であり、厳しい禅の修行道場でもあります。境内に足を踏み入れたときの、 […]
小林麻央さんの逝去に思う(2017.6.28)
去る6月22日、小林麻央さんが亡くなったというニュースがありました。たくさんの方々が、驚きと悲しみをもってお聞きになったことでしょう。翌日に行われた、夫の市川海老蔵さんの会見は、ご夫婦の強い絆を感じさせるものでしたね。 […]
だまされる私、殺される仏(2017.4.8)
ずっと以前、ある研修に参加したときのことです。講師の和尚さんが、「仏さまにだまされて、よくいらっしゃいました」というご挨拶をなされ、うまい言い方をするなあと感じ入ったことがありました。 その後、信仰とは、言わば「それでだ […]
一人の尊さと、一人の辛さと(2016.9.19)
リオデジャネイロで開催されたオリンピック・パラリンピックは、たくさんのドラマを残し、ぶじに終わりました。みなさんは、どの競技が強く印象に残ったでしょうか。 五輪競技に限りませんが、選手の方々が「自分との闘い」や、「ライバ […]