そのきさらぎの望月のころ(2015.2.15)
「願はくは花の下にて春死なん、そのきさらぎの望月のころ」 という、短歌があります。 平安時代終わり(源平合戦のころ)に活躍した歌人の西行法師が、お釈迦さまのご命日、涅槃会にちなんで詠んだものと言われています。きさらぎの望 […]
しあわせに生きよう(2014.12.8)
ねえねえお母さん。先生が、今日はおしゃかさまの おさとりの日だって。 そうね。おしゃかさまが、だいはっけんをされた日よ。 どんなことをはっけんしたの? どうやったら、みんなしあわ […]
13年目の911(2014.9.11)
東日本大震災から3年半。アメリカ同時多発テロ事件から13年がたちました。 月日の早さを実感します。テレビでまさに生中継された、2機目の激突も鮮明に覚えています。 ベルリンの壁が壊されていく映像を見ながら、東西の冷戦が終わ […]
変えられないものは変えられない(2014.7.28)
京都では今夏、祇園祭「後祭」の復活が話題となりました。祇園祭は、平安時代に大流行した疫病を、平癒させるために始まったお祭りと聞いています。私たちは時代を問わず、嫌なことから逃れられるようにと願って生きていることがわかりま […]
悲しみは本当に時が解決するか(2013.12.24)
もう何年も前のことです。ある男性が若くして亡くなったときの話しです。 お逮夜のおつとめの後、故人のお父さまとちょっと話し込んでいました。お父さまは冷静に見え、ご自身の感情の揺れをじつに的確に言葉にして表現されていました。 […]
他力本願 自力本願(2013.7.14)
「他力本願」、という言葉があります。 もしかして「他人任せ」という、マイナスのイメージをお持ちでしょうか。本来は、阿弥陀さまへの信仰を表すプラスの意味なのですが、あまりそこまでは知られていないでしょうね。 損な役回りの「 […]
「今日彼岸」(2013.3.20)
タイトルは、「菩提(ぼだい)の種を蒔く日かな」とつづく句の頭です。松尾芭蕉の作とも聞きます。 「菩提」を国語辞典で引いてみると、「悟りの境地」と出てきます。お彼岸にあたり、悟りの花を咲かせる種を蒔きましょう、ということに […]
道元禅師は京都のおかた(2013.1.26)
1月26日は、道元禅師のお生まれになった日です。 福井にある、大本山永平寺の印象が強いでしょうか。じつは出生は京都。前半生も、京都でお過ごしになっています。さらに亡くなった場所も京都。市内には禅師ゆかりの場所が点々と存在 […]
12月8日といえば(2012.12.8)
みなさんはどういうことを思い浮かべますでしょうか。 昭和16年は真珠湾攻撃のあった日。 昭和55年はジョン・レノンの亡くなった日。 そして平成17年の12月8日は、秋葉原でAKB48の第1回公演が行われた日だそうです。 […]
「ほんとうに満ち足りた毎日」はどこに?(2012.9.29)
たとえば企業などで、創業者の理念や理想がきちんと継承され、高い業績と評価を得ている、ということがあるでしょう。 また、親や、ほかの大人たちから伝えられたことが毎日の支えになっている、ということもあるでしょう。 おなじよう […]